2回目のセッション②

そのあと、どういう流れでか、ディズニーでのトラウマの話しになった

う~ん、トラウマってよりも、それが自分にとってはいつもの日常みたいなもんだから、特別な経験ってわけでもないんだけどね

以前、あるSNSのオフ会で「みんなでディズニーに行こう」ってイベントがあって申し込んだんだ。初めての人ばかりが集まって遊びに行こう的な。

自分はもちろん彼女なんていたことないからディズニーなんて、子供のころに親に連れてってもらって以来一回も行ってない。行ったら楽しいかなって思って参加したんだ。

途中までは、よかったんだ。

男女比率が同じだったし、なぜかいろんな乗り物も男と男、女性と女性で乗ってたからね。

でも午後になって一人増えたんだ、男が。仕事で送れるから午後から参加しますって人がね。

で、なんかさ、時間がたつうちに、まあみんな男女とペアみたいになってくるんだよね。

仲良くなってさ。

で、いつしかそれぞれがペアになっちゃって1人余っちゃった。それが自分ってわけ。

時間長かったなあ。

帰りたくても帰れないしさ。

団体で行列に並んでいるんだけど、自分だけ1人なのよ。

1人で暗い顔して列に並んで、1人で乗り物のってさ。ああ情けない。惨めだよね

早く時間がたって帰る時間になることだけを考えてた

スプラッシュマウンテンだっけ?水の中走るやつ。思い出したくもないね

あんな気持ちでアトラクションに乗ってる人って、きっとその日は自分くらいだったんだろうな

そう、そんな話をしたんだ

他にもそういう経験ってありすぎて、それが特別なトラウマってよりも、普通みたいな感じなんだけどさ。

アハハ、もう笑うしかないですよって自分、自嘲気味に言ったんだ

そしたら先生、「そうですね、笑うしかないですね。ネタにしちゃいましょう」って答えたから、ちょっとびっくりしちゃった。慰めてもらえると思ってたからさ。

先生曰く「そういう体験は深刻にしないで、昇華しちゃいましょう」みたいな、いや言い方はちょっと違ったけど、まあそんな感じで言われたんだ。

そういう切ない出来事を切なく描くこともできれば、コメディタッチに描くこともできる、悲劇として描くか喜劇として描くかってこと

ともあれトラウマを消す技術のお話を聞いたよ

こんな感じ

「ディズニー行って一人ぼっちになって悲しいストーリーがありますよね。そこに自己同一化してその時に悲しかった自分をもう一回思い出してください。

いいですか?

ではゆっくり立ち上がってください、ゆっくりですよ

足の裏の感覚はどう感じますか?」

<少しふわふわしてる感じ>

「何が聞こえますか?」

<パソコンの音>

「では一歩右に移動して。

体の皮膚感覚は?

何が見える?」

<デジカメ>

「もう一歩右へ行って

何が見える?」

<青いジャンパー、黒いコート・スーツ>

「体の皮膚感覚は?」

<手にボールペン握ってる。汗ばんでる>

「じゃあ、さっきいた机を見て。彼は何をしてます?(彼=自分の事ね)。彼はどう感じてます?」

つまりね、今先生に教わっているのは俯瞰的に他人の視点として外から見るやりかたってことね

先生曰く

「ポンタさんは、そのストーリーで客観的に外から見る見方を選ぶことができるんですね

今、体験してもらっていることは、過去のことを考えてグルグルしてしまったとき、そこから抜ける方法です

自分を超越するということをメタっていうんです・・・観察者っていうんですけど

ドラマや映画の主人公になりきってドキドキしたり、悲しくなったりすることあるじゃないですか

そういうときって、自己同一化しててそのストーリーに巻き込まれてる状態じゃないですか」

なるほどね、たしかに客観的に見れた気がした。

こういうのって、何かの本かサイトで見たこともあったような気もしたけど、実際にやったことなかったし、仮にやったとしても入り込めなかったかもしれない。でも今はなんか誘導されて催眠術みたいに不思議な感じで入ってこれたんだ

で、先生は続ける

「ディズニーで凹んでたときの自分の目線は?」

目の前に男女がいます

「空は何色?水色?音は?」

<ガヤガヤしてます>

「自分の内側のストレス度を最高で10点満点としたらストレスは?」

<10>

そしたらまずカメラを切り替えてほしいんです

カメラをその辺にいる人にかえてほしいんです。映像をポンタさん全体が入るように

空中のあるカメラからポンタさんを見てます。カメラはどのあたりにありますか?

斜め上くらい?ポンタさんとその仲間が頭の上の方から見下ろしてる感じ?

話し声や声が聞こえる?

声は下の方から聞こえてきますよね?

今のストレスはどれくらいですか?」

「その映像を白黒にしてください

モノトーンにして無声にしましょう

そうしたらチャップリンの映画にあるように動かしてもらっていいですか?

今のストレスは?どれくらい?

そしたらその映画を小さくしてほしいんです

半分にしてさらに半分にしてクレジットカードくらいにしてください

ストレスはどれくらい?あまり感じない?

もっと小さく。米粒くらいにしてもらっていいですか?

もう一回思い出してもらっていいですか?

今どんな感じですか?」って。

うん、なんかね。たしかになんかちょっと楽になったというか、なんていうんだろう、でもそんな感じ。

過去のことを何度もリピート再生しちゃってるような時にこれをするといいんだとかって。

あっ、音楽も場違いな面白い音楽も付け加えたり、何かすごくユーモラスに面白い絵にするようにもしてた

また先生のお話に戻るね

「そのリピート再生しちゃってる時って、今までのストーリーに入り込んでるわけですよね

だから今みたいにして「出る」ということを繰り返してほしいんですね

今の作業はストーリーからパッと出ること

今ここの感覚を意識化することをくりかえしてください」

って。

3段階めぐりというやり方らしい

ゆっくり立つ→あまり過去考えない・・・スポーツの時は考えないですよね→意識的に、今ここにいる時間を増やしてほしい、って

他にも眼球を動かしてトラウマを消すという作業も教わったよ。

あと恋愛についてのことも聞いたよ

やっぱりフラれることに耐性つけばいいとかって。9人にフラれても1人にうまくいけばいいし、19人にフラれても1人にうまくいけばいいって

で、またこの1週間、2週間でメッセージを送るのにトライしてみましょうって。きっとこれも何かのトレーニングなんだろうな

あと小説かくことや公募できるやつを探してって言われた

自分がSNSに貼ってあったショートショートとか見てもらったみたい

ショートショートでなくても何かやってみましょうって。

とりあえず、何かやってみようと思ったよ

こうして気持ちを言語化するのは好きだし、こんな文章でよければいくらでも書けるしね。普段はもうちょっと硬い文章を書いてるんだけどね

あとGW中で時間もあるし、腹筋やってお腹わりましょうかって言われた

筋トレは好きだし全然平気。

まあ、そんな感じでまたタスクも出してもらったよ

今日はそんなところで